以前、残業時間が80時間は優に超えている会社に勤めていました。
ひたすら業務に追われて、常に頭にモヤモヤがある状態になり、細かなミスをしたり、集中力が続かなかったり、ささいなことでイライラするようになり、とても健全な状態ではありませんでした。
そこで私はメンタルヘルスの研修や本、You Tubeなどでストレスへの向き合い方、メンタルの保ち方を学び、
実際に職場で試して、効果を実感したメンタルの保ち方をご紹介します。
一人でも私のような経験をする人を増やしたくないし、今まさに戦っているあなたに届いてほしいです。
もちろん環境や考え方の個人差はあると思いますので、自分に合った方法が見つかってくれればうれしいです。
職場でのストレスの種類
まずは職場でおきるストレスの種類を見ていきます。
- 仕事の量 36.3%
- 仕事の失敗、責任の発生等 35.9%
- 仕事の質 27.3%
- 対人関係 26.2%
- 会社の将来性 23.1%
- クレーム 21.9%
- 役割・地位の変化等 16.2%
- 雇用の安定性 11.8%
- 事故や災害の体験 3.6%
- その他 12.5%
以上のように様々な要因でストレスを感じる人がいます。
特に多い「仕事の量」、「仕事の失敗・責任の発生」、「仕事の質」、「対人関係」について取り上げていきます。
1.仕事の量
- 新しい仕事を任されたり、急に人が辞めたりして仕事の量が増え、毎日遅くまで残業
- 帰ったらご飯を食べて寝るだけ
- 趣味を楽しむ時間も休む暇もなく、体力と精神力が限界に
- そして仕事の効率も低下し、さらに仕事が片付かないという負のループに入る
というような状況に陥る危険があります。
私は陥りました。
もちろん作業を効率化したり、周りの人に協力してもらうことで改善することもあると思います。
しかし、
- シンプルに仕事量が多い
- 改善策を提案しても受理されない
- 人員が補充されない
というように、解消されないでストレスを抱えることがほとんどだと思います。
- 給料分の仕事はしているからそれ以上のクオリティーを求めるな
- そもそも定時で帰れないことが常態化している時点で、人を増やすなり業務を改善しない会社が悪い
このように割り切ることも時には大事です。
2.仕事の失敗・責任の発生
- お客様の名前を間違えた
- 約束の時間を間違えた
- 資料にミスがあった
- 契約が取れなった
- 期日を忘れていた
- 指示されたことを忘れていた
数え上げればきりがないほど失敗の例はたくさん出てきます。
失敗を未然に防げるに越したことはないですが、どうしても失敗をしてしまうことはあります。
次に責任について挙げてみると、
- 自分にできるのか
- プレッシャーがかかる
- 責任をとるのは自分なので、慎重になる
- 部下や会社の期待に応えられるか
こういったことでストレスを抱えます。
失敗や責任が発生することでストレスを抱えると、精神が揺さぶられて、さらなるミスや失敗を呼び起こす原因にもなるので、注意したいところです。
3.仕事の質
- 苦手なテレアポをさせられている
- 理不尽なお客様の対応をさせられる
- 誰でもできる簡単な仕事しかさせてもらえない
- 自分の能力以上の成果を求められる
自分に合っていない仕事をするのもそうですし、させている会社の判断にもストレスが溜まってしまうことだと思います。
いろんな理由をつけられてそれらをすることになり、さらにストレスを抱えることになるかと思います。
4.人間関係
- 上司・同僚に苦手な人がいる
- パワハラ・セクハラ
- 相手に頼まれたことを断りづらい
仕事上苦手な人でも関わらないといけないことでストレスが蓄積されてしまうでしょう。
俗に言う「ザ・昭和」の人間だからと言って高圧的に接してきたり、同僚からの自慢など、いろいろな人間からストレスを貰ってしまいます。
時には良い印象もあるでしょうが、良い印象はすぐに忘れ、悪い印象の方が長く記憶に残ってしまうのが人間の辛いところです。
ストレスの元となる人がいなくなるのが一番ですが、現実的にはなかなか難しい問題です。
そこで私が行っていたメンタルの保ち方
現実が変わらないなら、自分自身の捉え方を変えるしかない!
このように考えて乗り切ってきました。
解説します。
よくある例え話があります。
500㎖のペットボトルに半分飲み物が残っている状態を想像してください。
・もう半分しかない
・まだ半分も残っている
どちらを想像したでしょうか。
・もう半分しかない→ネガティブな印象
・まだ半分も残っている→ポジティブな印象
になります。
というように、同じ事象でも捉え方で大きく変わることを知り、
ポジティブな印象で捉えるクセをつけることに力を入れました。
この考え方を知ったおかげで、
あれ?嫌なことがあったって、わざわざ嫌な気持ちになる必要ってなくない?
ということに気づきました。
嫌なことがありました。あなたはどうなりますか。
という問題があったら、
答え:嫌な気持ちになる
という条件反射的に一択で人生を過ごしてきました。
捉え方次第で、
A.気にしない
B.次への活力にする
C.おいしいご飯を食べて忘れる
のように選択肢を増やしたり、
回答を自分で選ぶことができるのにしていなかったと気づかされます。
性格をすぐに変えることは難しいですが、
捉え方は一瞬で変えることができると思います。
しかし、どうしてもポジティブな捉え方をできないときもあると思います。
そこで、今までの経験で覚えたどんな状況にも対応できる魔法の言葉をお伝えします。
そうきたか・・・!
これです!
一旦状況を受け止めて、次にどうするかと落ち着ける魔法の言葉です。
選択肢を考えて冷静な判断を下せるお手伝いができる言葉になるはずです。
変わらない現実があるなら捉え方を変えるしかありません。
この記事を通して、捉え方は自分次第ということを伝えさせていただきました。
それよりも大事なこと
今回はあくまで乗り切り方を案内しました。
可能ならばその環境から逃げることが一番の解決策です。
一番ダメなことは、自分で自分を否定すること
人生で一番会話をする相手は「自分」です。
・なるほど
・まぁいっか
・頑張っている自分偉い
・帰ったら好きなもの食べよう
「自分」の言葉が自分を動かすので、
一番の味方が「自分」であれるように、
無条件で自分を肯定する言葉を投げかけてください。